翼状片が瞳孔(黒目の中心)に近づいてきた場合
瞳孔にかかると視力が障害され、大きく進行してからの手術では乱視が残りやすくなります。
黒目に伸びてくる白目の膜を切除する日帰り手術です。
翼状片手術は、角膜(黒目)に向かって伸びた翼状片の組織を切除する手術です。当院では、切除した部分をご自身の正常な結膜で覆い、再発を抑える方法を基本としています。
翼状片は、白目の表面を覆う結膜が、目頭側から角膜に向かって三角形に伸びてくる病気で、悪性のものではありません。
進行すると乱視や視力低下の原因となり、大きくなってから手術をしても乱視が残りやすくなります。大きさや見え方への影響を確認し、適切な時期に手術を検討します。
入院は不要で、点眼麻酔を中心とした日帰り手術で行います
切除に自己結膜の移植を組み合わせ、再発しにくい方法で行います
翼状片手術は健康保険が適用されます
小さく症状のない翼状片は、点眼治療と経過観察で様子を見ることができます。次のような場合には手術を検討します。
瞳孔にかかると視力が障害され、大きく進行してからの手術では乱視が残りやすくなります。
翼状片が角膜を引っ張ることで乱視が生じ、視力低下やにじみの原因になります。
翼状片の部分は炎症を起こしやすく、目立つ充血やゴロゴロ感が続くことがあります。
白目の膜が目立つことが気になる場合も、手術の相談が可能です。
翼状片は手術で切除しても再発することがある病気です。特に若い方や炎症が強い場合は再発しやすいとされています。
再発予防のため、当院では単純な切除ではなく、切除した部分を正常な自己結膜で覆う方法(結膜弁移植)を基本としています。
万一再発した場合は、状態に応じて再手術を検討します。術後も定期的な経過観察を続けることが大切です。
手術は日帰りで行います。翼状片の組織を切除したうえで、再発予防のため、切除した部分をご自身の正常な結膜で覆います(結膜弁移植)。
初回のご来院
翼状片の大きさや進行度、角膜への影響(乱視)を調べ、手術の適応と時期を判断します
日帰り手術(所要時間:20〜30分程度)
点眼麻酔と局所麻酔を行い、翼状片の組織を切除します
翌日・1週間後・1ヶ月後
翌日以降の診察で経過を確認し、点眼治療を続けます
処方された点眼薬は指示どおりに使用してください。自己判断での中止は再発や感染の原因になります。
移植した結膜が安定するまで、目をこすったり強く押さえたりしないでください。
術後数日間は、目に水が入らないように洗顔・洗髪を控えていただきます。
経過確認と再発チェックのため、指示された日程で受診してください。
翼状片手術は、健康保険が適用されます。費用はご負担割合により異なりますので、診察時にご案内いたします。
点眼麻酔と局所麻酔を行うため、手術中の強い痛みはほとんどありません。術後は、表面の傷(上皮)が治るまでの数日間、異物感やしみる感じ、痛みが出ることがあります。その間は治療用のコンタクトレンズを装用したり、点眼で対応しますので、つらいときは我慢せずお知らせください。
デスクワークであれば翌日から復帰される方が多いです。ただし、目に汗やほこりが入りやすいお仕事では、もう少し長くお休みいただくことがあります。術後の状態を見ながら診察時にご案内します。
翼状片はゆっくり進行することが多く、すぐに手術が必要とは限りません。ただし瞳孔の近くまで伸びると視力が障害され、大きく進行してから手術しても乱視などの影響が残りやすくなります。定期的な経過観察のうえ、適切な時期での手術をおすすめします。
再発の可能性をゼロにすることはできませんが、自己結膜の移植を併用することで再発率を抑えることができます。また、再発を防ぐには術後の炎症をしっかり抑えることが大切なため、処方された点眼薬を指示どおりに続けていただくことが重要です。再発しやすい若年の方などには、手術時期も含めて慎重にご相談します。