結膜弛緩症という眼疾患があります。一般の方にはまだまだなじみのないものかもしれませんが、
近年注目を集めており、 とくにドライアイと関連が深いことから重要視されるようになってきました。
結膜弛緩症はその名の通り、結膜が弛緩した状態です。 眼表面のうち白目の部分を結膜といい、眼球壁(強膜)を
覆っている半透明の膜です。結膜には適度なゆるみがあり、上下左右などの眼球運動に 耐えられるようになっています。
このゆるみが平均より強い状態を結膜弛緩症といいます。ゆるんだ結膜は下まぶたに沿って存在し、
程度が強いときは黒目(角膜)へ乗り上がっていることもあります。結膜弛緩症は染色液と
ブルーライトを用いると 、よりはっきりその存在を見ることができます。
結膜弛緩症の原因
結膜弛緩症の原因はよくわかっていませんが、加齢とともに増える傾向にあります。眼球運動や瞬きにともなって、 弛緩結膜が過剰に動くため、異物感を生じます。強い痛みではなく、ごろごろする、しょぼしょぼする、 何か挟まっている感じがするなど、不快感に近いような症状となります。弛緩結膜がひだ(あるいは皺) を形成するために、そのひだの間に涙がたまり、挙げ句、外にこぼれ落ちるため、 流涙を生じます。結膜弛緩症の患者さんはしばしば「涙がよく出る」「涙がこぼれる」などと訴えることがあります。 また、弛緩結膜がよく動くことから、結膜の毛細血管が引っ張られて、結膜下出血の原因となります。 結膜下出血を繰り返す方にはしばしば結膜弛緩症がみられます。
結膜弛緩症と診断されたら、まずは、ご利用されている点眼薬を見直してもらいます。その上で治療を検討しますが、結膜弛緩症は手術でとても綺麗に治すことができます。手術で切除というと怖く感じる方も いらっしゃるかもしれませんが、目の表面の下の部分だけであり、眼球の中をさわるわけではありません。手術は15分程度で、余分な結膜だけを切除します。術後の異物感、充血は1,2週間程度でよくなり、手術の傷跡も見た目にはほとんどわからなくなります。慢性の異物感が生じますが、1週間程度でよくなります。術後の充血も1週間程度で消えます。 当院ではレーザーで焼却する方法でやることが多いので手術後の傷跡はほとんど残らず、見た目には分からないくらいです。
慢性の異物感や眼不快感を覚えておられる方は、いちど結膜弛緩症がないかどうかお気軽にご相談ください。
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